〜野犬ウランとの毎日〜

保健所から野犬を迎え、一緒に暮らすことになりました。

保健所の譲渡審査2

ボランティアさんが「正面から近づいたら怖がるから、お尻から後ろ歩きでゆっくり近づいてあげてください。」と言い、見本を見せてくれました。ウランは伏せで端っこに固まったまま大人しくなでられていました。

次は私の番です。同じようにウランに近づきます。カチカチです。全然こっちを見ません。こんなものかぁーやっぱりドラマみたいに運命的な出会いなんてないよね…と少々がっかり笑

 

いよいよ譲渡審査です。

始めは首輪つけからです。ウランは固まったままなので難なくこなせました。が、首を引っ張った時のウランのビビりきった顔が忘れられません。

次はリードつけです。まぁこれは首輪にひっかけるだけなのですぐできました。

最後の難関がバリケン収容です。こんな固まりのウランをどうやってバリケンに入れるのか?ボランティアさんが説明してくれました。バリケンの穴にリードを通して思いっきり引っ張って、入ったところでバリケンを立てて出られなくする、という事でした。まじか。。。そんなんして大丈夫なの?とビビる私でしたが、ボランティアさんは慣れた様子で「何が起こってるか分からない内にやってあげた方がいいんです。」と仰いました。

うむ、そう言われたらやるしかない、と覚悟を決めリードをバリケンに通し引っ張ります。しかし、ウランも抵抗して入ろうとしません。どうしよ〜と思っていると、職員さんやボランティアさんが手伝ってくれて、無理矢理ガガガッと入りました。すかさずバリケンを縦に。ウランは、何が起こったのか分からないといった様子で、ハアハア息を荒くしていました。そして、私も手伝ってくれたおかげで、何が起こったのか分からない内に終わりました笑

これで譲渡審査はクリアーです。

いや、これ一人じゃ絶対できんやーん。

頑張ろう……と思いました。