〜野犬ウランとの毎日〜

保健所から野犬を迎え、一緒に暮らすことになりました。

保健所の譲渡審査

保健所によって違うのですが、ウランが収容されていた所では、説明や誓約書の他に野犬限定で譲渡審査なるものがありました。首輪つけ、リードつけ、バリケン収容です。これさえ出来ない人には野犬は扱えないから、ということらしいです。

 

2016年7月5日、私は県外だったので、まず保健所に電話して簡単な口頭審査を受けました。犬を飼ったことがありますか?等の簡単な質問をいくつか受けました。緊張していたのですが、意外と簡単に『まず会いに来てください』と言われました。えっ?いいの?と拍子抜けしつつ、サクサクボランティアさんともやり取りし、その日のうちに保健所に行く事になったのです。

 

保健所でボランティアさんと待ち合わせしました。保健所なんていう所に行くのは初めてで、どうしたら…まだボランティアさん来てないのかな…と、私の方が先に着いて不審者のように受付前でウロウロしていると、ボランティアさんが気づいてくれて、職員さんとボランティアさんと一緒に犬が係留されている部屋へ行くことになりました。

 

最初、犬がいる部屋に入った時はショックでした。コンクリートと鉄の檻の中に犬が何頭も繋がれていたからです。また、犬の中でも、うなだれている犬とウロウロ歩いて吠えている犬がいました。ボランティアさんが「うなだれているのが野犬で、吠えているのは元飼い犬です。野犬は吠えないんですよ。全然違うでしょう?すぐ分かるんですよ。」と教えてくれました。

へぇーそうなんだ、確かに…と思いながら、んでウランはどこだ?と探すと、いました。繋がれて隅っこに固まっていました。

うわぁ本当に固まってる…動画で見るより怯えて悪い状況に見えました。ボランティアさんが他の子犬を指して「別にこの子でなくてもこっちの子なら慣れるのも早いしお留守番もできると思いますよ。」と言ってくれました。でも、私はウランと決めていたので「ウランがいいです。」とお願いしました。

 

下の写真は、保健所で里親募集をかけられていた時のものと、捕獲されてすぐ檻の中に入っている様子と、首輪、リードを付けられて係留されている様子です。懐かしいです。

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